予習型の勉強で余裕を持って
受験にのぞめた
―予習型勉強・高学年編―
今回は、予習型勉強に取り組んだことで
娘さんが楽しく勉強を進められるようになり、
中学受験にも成功した親子の体験です。
橋田 聖子さん(仮名・東京都) ゆりこさん(仮名・中1)
予習型勉強が合格の決め手
私の娘は中学受験をし、第一志望校に合格することができました。皆様の参考になればと思い、私の体験をお話しさせていただきます。
そもそも私自身は、受験勉強のようにどんどん先取りしていく予習型の勉強には、あまりよい印象を持っていませんでした。
とこが、娘が四年生の終わり頃、突然「中学受験をしたいから、塾に行きたい。」と言い出したのです。
「塾で予習型のつめこみ学習をするなんてとんでもない。」と思っていた私は、「今からつめこみ学習してどうするの?」と反対しました。
でも、「どうしても。」と熱心に言うので、仕方なくやらせてみたところ、「勉強が楽しい!」と言って、毎日機嫌よくやっているではありませんか。
成績も上がり、いきいきと頑張っている娘の様子を見ているうちに、「予習型の勉強がよくないなんて、私の取り越し苦労だったんだ。」と思えるようになってきたんです。
六年生の夏頃には、ゆりこは小学校六カ年の全教程を終え、中学の内容も先取りしていました。そして秋からは、志望校合格を目指して、弱点克服や過去の入試問題を解くことに専念――。
予習型勉強のおかげで、苦手な文法問題にも余裕をもってじっくり取り組むことができ、精神的にもゆとりを持てたことが、合格につながったと感じています。
時計を計りながら集中して勉強
娘の受験から学んだ教訓の一つは、「いかに集中力をつけるか」です。わが家では「今から一時間集中するわよ! あなたは勉強、お母さんは家事。」というふうに、時間を計って楽しく勉強したりしていました。
これを続けたことが効いたのか、娘に集中力がついてきて、勉強の能率も上がっていったんです。
早ければ早いほどよい
また、模試などの結果に気落ちしている時の励まし方も大事です。「結果より努力そのものが大事なのよ。次に頑張ればいいじゃない。」と励ましたこともありました。
娘は今でも、「あの時のお母さんの言葉で、やる気が出た。」とうれしいことを言ってくれます。「結果にこだわりすぎないこと」って大事ですね。
受験ではたくさんのことを覚えなければいけないので、早くから取り組むことの大切さを痛感しました。
うちは五年生から予習型勉強を始めましたが、今思えばもっと早く始めてもよかったなと感じています。