「マラソン」で
気弱な性格を克服し、
いじめを撃退!
気が弱く、上級生からいじめを受けていた息子さんが、
マラソンクラブに通うようになって自信が付き、
いじめを撃退できたお話です。
三橋 加奈子さん(仮名・大分県) かずきさん(仮名・中2)
いじめられっこだった息子
長男のかずきは、小学三年生の時から上級生にいじめられていました。
気が弱くて、はっきり「やめて。」と言えない性格がいじめを助長していたのでしょう。蹴られて泣いて帰ってくることもよくありました。
「体を鍛えれば、精神的にも強くなって、いじめをはね返せるかもしれない。」と考えた私は、五年生だったかずきにマラソンクラブに入ることを勧め、かずきは週に二、三回、練習に参加するようになりました。
最初は、少し走っただけで息がきれ、弱音をはいていましたが、続けるうちに、三キロ、五キロと、走れる距離が長くなり、一年後には楽に七キロくらい走れるようになっていきました。
体力がつくにつれて、「ぼくにはできん。」が口癖だったかずきの口から「がんばれば何でもできる。」と、積極的な言葉が出ることが多くなりました。
体が鍛えられて自信がついた!
六年生になったある日のこと。
学校から帰るなり、かずきが「いじめっ子に『やめろ』って言えた!」と誇らしげに言うではありませんか。
下校途中にいじめられそうになった時、毅然とした態度で「やめろ。」と言ったら、相手がびっくりして行ってしまったそうです。
それ以来、いじめられることもなくなり、自信をつけた息子は、児童会長をつとめるほどになりました。
体を鍛えると、本当に心まで強くなるんですね。
『ヘルメス・エンゼルズ』では、
体を鍛える大切さや
いじめに関する特集も掲載しています。
248号・特集「いじめなんて怖くない!!」
258号・特集「いじめも自殺も絶対にダメ!」
269号・特集「いじめからキミを守るよ!!」
281号・特集「いじめになやむキミへ
キミは一人じゃない!」
283号・特集「体をきたえて心もスッキリ!」
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