しつけのやり直しで、
生活習慣が身についた!
お手伝いさんがいる生活で、
自分のこともまともにできなくなってしまった子どもたち。
お母さんが一念発起してしつけのやり直しをしたことで、
瞬く間に生活習慣が身に付いたお話です。
竹本 皐月さん(仮名・栃木県)
理央さん(仮名・小1) 治くん(仮名・4才)
一人で何もできなかった子どもたち
香港で生まれ育った理央と治は、去年まで食事や着替えさえ一人でできませんでした。
治は、四歳になっても靴下がはけず、理央は、食事のときにご飯をこぼしても、拾おうとせずに知らんぷり。遊んだおもちゃを片付けるときなど、二人ともすぐ「疲れた。」と、投げ出していました。
それまで家にお手伝いさんがいたので、何でも人にやってもらう癖がついてしまったようです。
私自身、仕事が忙しかったとはいえ、子どもたちにしつけを充分にしてあげられなかったことが悔やまれました。
そこで、去年の秋、私は退職して日本に住み始めたのをきっかけに、しつけに本気で取り組もうと決意したのです。
毎朝、目標を読み上げる
まず、二人それぞれに、できるようになってほしい「めあて」を決めました。
理央には「お手伝いをする」「人の言うことを聞く」など、治の方は「すぐ泣かない」「自分で靴下をはく」などと決めて、紙に書き出しました。
「これはね、神様とのお約束ですよ。あなたたちは天使なの。だから、天使として恥ずかしくないことをしようね。」
二人とも素直にうなずいていました。
毎朝、幸福の科学の経文である「正心法語」を唱和した後、それぞれ自分の「お約束」を読み上げるようにしました。
そして、夜寝る前には、「できたかな?」と、一つひとつの約束を一緒に振り返るのです。
子どもたちが達成感を味わえるように、「お約束」が守れたら、シールをあげることにしました。これをカレンダーに貼るのが、子どもたちも楽しみのようでした。
シールなしの日は、「明日は、今日より、もっと天使に近づこうね。」と、前向きに励ましました。
子どもたちがぐんぐん変わる!
こうして一カ月、二カ月と毎日続けていくうちに、子どもたちはぐんぐん変わっていったのです。
理央は弟の面倒を見るようになり、お手伝いも「私やりたい。」と、積極的にしてくれるようになりました。
治もすぐ泣く癖が直り、着替えも自分でできるようになりました。
「子どもたちがどんどん良くなっているね。」と、主人が驚くほど。
これからも「お約束」を続けさせていきたいと思います。